この建物は広島市より北東へ100Km、里山に囲まれた町民のための多目的ホールである。アトリウムのある玄関ホールと、500人収容できるアリーナで構 成されている。単調になりがちな外観に奥行きと厚みを表現し、屋根は瓦を使用し、周辺の環境やスケールに調和するように配慮した。総領町は「節分草(町天 然記念物)が日本一自生している町」で、節分草の保存に力を注いでいる。その町の情熱を末永く継承する気持ちを込めて玄関ホールには可憐な“節分草”のス テンドグラスを設置した。年間を通じて多くの町民の憩いの場となる空間とした。
所在地 |
広島県庄原市 |
竣 工 |
2003.10 |
施 工 |
飛島・小林JV |
敷地面積 |
6,398.00 ㎡ |
建築面積 |
1,660.00 ㎡ |
延べ面積 |
1,498.00 ㎡ |
構造規模 |
RC一部S2F |