大空間を要する体育館を木造大断面で実現した案件である。コストをおさえつつ、「木造らしさを見せる」ことをコンセプトに計画した。集成材の水平トラスをⅤ字型の梁として屋根に仕込むことで、球技に必要な高さを確保しながらも高さ13m以下、軒高9m以下におさえ、耐火性を必要としない規模とした。積雪の多い地域なので、耐候性に配慮して木架構を包んだ外観にしてあるが、内部仕上げに於いて木質を隠すことなく見せてあるので、大きな窓からは内部の木造フレームが見え、木造らしさがうかがえる。
竣工年 |
2016年3月 |
所在地 |
安芸太田町 |
主要用途 |
体育館 |
延床面積 |
691.85㎡ |
構造規模 |
W造一部S造 地上1階 |