玖波小学校 校舎

 

本施設は旧校舎の耐震性の不足による新校舎建て替え事業である。敷地の一部が土砂災害特別警戒区域内に指定されていること、敷地に2mの高低差があることなど、様々な条件に対応した計画が求められていた。そこで、耐震性に優れ、災害に対して児童・職員の安全を確保できる新校舎を実現し、さらに学校で生活する児童・職員が一緒になって教室や空間の使い方を工夫し、のびのびと学習できる「元気いっぱい、夢いっぱい」の学校の実現を心がけた。
校舎は南西-北東軸で配置し、普通教室、特別教室の大半を採光・通風の良い南東に面するよう計画した。又、土砂災害特別警戒区域を避け、現状のグラウンドの広さを確保するため、敷地の東側にあった放課後児童クラブの建物を新校舎の1階に合築し、グラウンドの有効利用を図った。
校舎は中廊下型の平面構成で、見通しが良くコンパクトで清潔感のある空間となるよう心がけた。生徒が学校生活の大半を過ごす教室や、ランチルーム、図書室、各階に設けられた屋外テラスからは瀬戸内海の美しい景色が一望出来、開放的で伸びやかな学校になっている。
外観は正面に向かって張り出した屋外テラスや、直射日光対策で設けた庇や柱型により縦横ラインが強調され、彫の深い凛々しいデザインとした。

竣工年  2017年
所在地  広島県大竹市
主要用途  小学校
延床面積  4,233.35㎡
構造規模  RC造 地上3階