低層階に抑え接地性を高め周辺環境に溶け込む
2012年に開設された、生命学部の不足している研究室、実験室を増設する施設である。
傾斜地にある学校敷地の中で最も低い位置に計画することとなり、要望された部屋の面積と建物ボリュームを考慮すると、高層の建物とした場合、後ろにある校舎郡や学校敷地からの眺望を遮ることが懸念された。これを踏まえ建物のボリュームをできるだけ抑え3階建てとし、キャンパスからの五日市の街並みや瀬戸内の眺望を残し、他の学部の学生や職員にも配慮した計画とした。建物内部の計画は、他の研究室棟がそうであるようにできるだけコンパクトな平面計画とし、階段やトイレ等のコアを中央部分に配置し外壁周りに採光が必要な研究室等を並べ、採光・通風に有効な計画とした。
竣工年 |
2017年 |
所在地 |
広島県広島市 |
主要用途 |
大学(研究室棟) |
延床面積 |
4,803.33㎡ |
構造規模 |
S造 地上3階 |