立地環境は四周を戸建住宅に囲まれた閑静な住宅団地内に位置することから、圧迫感を与える大きなボリュームを配置するのではなく、50㎡程度の1保育室を1単位とした小さなボリュームを道路に沿って雁行させながら2層に積んだ平面計画としたことで、戸建て住宅が立ち並ぶ街のスケールに近い「積み木が重なったような園舎」が形成された。 この建物ボリューム1単位が子どもたちにとっての「家」となり、ボリューム同士の隙間にできた余白部分が「路地」となり、園の中心は子どもたちがぐるぐると回遊でき、空の見える「広場」ができた。 この園舎・礼拝堂と地域の関係性こそが子どもたちと社会をつなげる「小さなマチ」として心に残っていくことを願っている。 |
竣工年 | 2019年 |
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所在地 | 広島県広島市 |
主要用途 | 礼拝堂・幼稚園 |
延床面積 | 礼拝堂: 102.25㎡、幼稚園: 940.92㎡ |
構造規模 | RC造 地上2階 |