長門総合病院

長門総合病院 長門総合病院
長門総合病院 長門総合病院

 

本プロジェクトは老朽化した既存本館の敷地内建替えを主目的としている。

敷地内に十分な建替えスペースが残っていなかったため、4期にわたって解体・増築・仮使用を繰り返しながら病院全体を再編する計画とした。工事中も病院機能を満足する必要があるため、既存棟と増築棟をつなぐ木造仮設渡り廊下を設置するなど病院利用者の安全な動線を維持しながら運用できる計画とした。

また接道が1ヶ所しかなく外部動線(利用者/公共バス/救急/サービス)の混雑回避が課題であったが、広々とした車寄せやバス旋回スペースを確保できるように増築建物の配置計画を行うことで、安全に安心して利用できる病院となるよう配慮した。

増築部の外観は既存建物と調和を図れるよう白色を基調としつつも、基壇部分には濃色を採用することで、新しい長門総合病院のイメージをつくることを試みている。また水平基調の庇や横連窓によって、長門地域にふさわしい伸びやかで大らかな外観となることを意図している。

濃色の壁面の間にはアイキャッチとなるシンボルツリーを植えており、その周囲に配置したエントランスや夜間出入口、総合待合、吹抜けラウンジに自然と来院者が導かれるよう計画している。

増築部の1・2Fには外来(外科、内科、産科婦人科、泌尿器科、皮膚科)、放射線科(リニアック)、検査科、薬剤科、医事・事務・地域連携部門を配置し、3Fに病棟(40床)、手術部門、4Fに管理部門を配置している。

「信頼される病院を目指して」という病院の基本理念を実現するため、また将来の長門医療圏を担う基幹病院としてふさわしい姿を実現するため、すべての人にとって利用しやすく親しみやすい病院となるよう配慮した。

竣工年  2021年
所在地  山口県長門市
主要用途  病院
延床面積  8,851.31㎡
構造規模  RC造 地上4階